黄金町の街並み(神奈川県横浜市中区)

かつての色街”黄金町”を散策した。

今は取り払われてしまったゲート*


京急線ガード下を中心に黄金町駅から日ノ出町駅まで色街が続いた。



共通して1階が大きいガラス戸で2~3階建て。

1階が店舗、2~3階で女性が客と対応した。


中には戦後まもなくからと思われる店舗も混じっている。

最盛期には200とも300ともいわれる店舗が連なっていた。


黄金町の戦後はバラック街から始まった。

色街としては赤線廃止を契機に昭和30年代半ばあたりから広く知られるように。


当初は日本人娼婦が主流だったがやがて外国人娼婦メインに。

開国博を名目に「浄化作戦」が行われ、平成16年8月に色街としての黄金町は終焉。


現在、ガード下の店舗は解体され、無機質な塀で覆われてしまっている。



色街時代の痕跡「飲食店納税組合員之証」


現在、黄金町は「アートの街」として再生を目指しているらしい。


これもアートのつもりなのだろうか?


数少ない戦後の生き証人


太田橋から大岡川向こうの旧色街を臨む

周囲にはマンションが迫っており再開発は容赦なく襲う


色街の対岸に建っていたストリップ劇場「黄金劇場」*

残念ながら平成25年に閉業。


現在の旧黄金劇場

建物がリニューアルされ、アートスタジオ「旧劇場」という名に変わっている。

かつては附近に映画館「横浜日劇」もあったが現存せず。


訪問 2016年12月(*一部写真は2013年1月)



★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)