永楽町・真金町の街並み(神奈川県横浜市南区)
かつての公娼街「永楽町・真金町」を散策。
『全国遊郭案内』によれば、「貸座敷が五十九軒あつて娼妓は約五百人居る」。
戦後も赤線として存続。
「昔の永楽町と真金町を一つにした百九十軒の店に七百名の女がいる」(『全国女性街ガイド』)
横浜橋商店街の入口
戦前から続く日用品や食料品を扱う商店街で、戦後にマーケットが開設。
全蓋アーケードは昭和40年代から導入された。
横浜橋市場
横浜橋商店街から外れた場所に伸びる
大鳶神社
寄進者に「桂歌丸」の名が見える
ちなみに桂歌丸は生まれ、育ち、現住所も真金町。
生家は永真遊郭の妓楼「富士楼」だった。
古い玉垣が混じっており、そこに「遊廓」の文字が見える。
大鳶神社をバックに撮影
中央に植え込みがあるこの広い通りがかつての大門通り
大門は永楽町側にあったとされる
唯一、遊郭の名残と思わせる一軒
『赤線跡を歩く』に出てきたカフェー建築はほとんど残っていない。
年数が経っている、それらしき建物は見られるが......
永楽町にはラブホテルが建ち並んでいて、唯一、色街の地霊が脈々と続いている。
訪問 2016年12月
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