新天地カフェー街(横浜市西区南浅間町)

戦前から戦後にかけて南浅間町に存在していた「新天地カフェー街」の名残りを求めて散策した。

最寄駅は相模鉄道で横浜から2駅目の西横浜駅。

八王子街道の近くに小さいお稲荷さんが佇んでいるが、その玉垣に「新天地カフェー組合」の名が見られる。

昭和8年に開設、当時は40軒ほどの業者が存在していたという。

横浜空襲で焼失後、戦後は進駐軍相手の慰安施設RAAを経て赤線として復活。

但し、『全国女性街ガイド』には「新天地カフェー街」に関する記述が見られない。

2013年と2017年の2回訪れたが、ここ4年で変化があった。


★☆玉垣にはカフェーの屋号が書かれている。



★近くの電柱に「新天地」の名が見られる。



☆住宅街に忽然と現れる「旅装笹本」

先程の玉垣にも見られた「笹本」というカフェーの転業旅館である



★住宅街に古びたスナックが建っていた。



★かつての色街という”地霊”をそのまま引き継いでいるようだ



★複雑な外観のシルバー色の古びたアパート

これも転業なのだろうか(上2枚)



★洪福寺郵便局裏手の建物



★三本のリブ壁が特徴的な看板建築



★中は慰安施設が並んでいたのだろう(上2枚)



★遺構が建ち並ぶ通りの街並み



☆今年訪れると、件の看板建築が解体されていた



☆新天地カフェー街の近くの商店街「洪福寺松原商店街」



訪問 2013年1月(★)、2017年1月(☆)


★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)