自由学園明日館(東京都豊島区西池袋)
大正10年竣工 設計:フランク・ロイド・ライト、遠藤新
国重文指定
中央棟
1階がホール、2階が食堂
1階ホール
壁には旧約聖書「出エジプト」の壁画
喫茶付見学だとホールでお茶菓子をいただける
歴史的建造物の空間で一息
この像に設立者羽仁もと子の教育理念が現れている
2階食堂
食事風景
東教室 大正14年増築
授業風景
西教室
ここで自由学園は産声を上げた
壇上は設立者の羽仁もと子
小雨の中、池袋の喧騒を離れた閑静な住宅地に佇む自由学園明日館へ。
近代建築の巨匠ライトは日本にも数多くの作品を残したが、その多くが震災や戦災などで失い、現存しているのは帝国ホテル正面玄関(明治村に移築)とこの自由学園明日館など僅かしかない。
そんな貴重な歴史的建造物を1世紀近くにわたって当時の姿のまま残せたのは、関係者の努力の賜物だろう。
「建物は使ってこそ長持ちする」と動態保存、しかも一般にも広く開放している。
結婚式の会場として利用している新婚さんも多いとか。
東日本大震災もあって耐震基準が厳しい昨今、こうした建造物を永らえるのは並大抵ではないはずだ。
向かいにはこれまた歴史的建造物の講堂(昭和2年築)もあるのだが、訪問時は白フェンスに囲まれていた。
耐震工事で来年まで見学はお預けだそうだ。
また講堂を見に再訪したいと思っている。
訪問 2016年11月
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