糸崎松浜の街並み(広島県三原市)

戦前に日本セメントや三菱重工業の工場が進出し、糸崎港が発展。

糸崎駅は石炭や水の補給をする鉄道の基幹駅であった。

駅を出て国道2号線を東へ進み、線路を陸橋で越すと町が見えてくるが、そこが工場の立地を背景に発展した旧遊郭・松浜である。

『全国遊郭案内』には娼妓、貸座敷の規模ともに明記がないが「糸崎町松浜遊郭」の記述がみられる。


糸崎松浜の旧市街地

理髪店か美容室と思われる店舗

向かいのタバコ屋のカウンターもいい感じだ

洋風建築が向かい合う通り

松浜東岸の街並み

屋根と軒線が綺麗に揃って建ち並ぶ

妓楼とともに洋風の看板建築も見られる

路地裏には妓楼が向かい合いつつ建ち並ぶ光景

1階に細い格子戸、2階が大きなガラス戸

この界隈の妓楼に共通している

妓楼が朽ち果てて放置されている

この通りが旧国道2号線

沿道の建物のファサードが似通っている

糸崎港

コの字型の小さな港で、周囲が松浜の街並み

訪問 2013年7月


★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)