尾道久保の街並み(広島県尾道市)
尾道の歓楽街「久保」界隈を散策。
公許の遊郭があった場所で、『全国遊郭案内』によれば「貸座敷(揚屋)は目下七十八軒あつて、娼妓は二百二十一人居る」。
戦後は赤線に移行、「焼けていないので紅殻格子もそのままの新地が五十軒に百八十名ほど」(『全国女性街ガイド』)。
なお、「全市にばらまかれた女を入れると四百名を越える。」と表現されるほど、尾道は「もっぱら赤線の街」だったそうだ。
現在も妓楼をカフェーに改装した感じの飲み屋が多く残る。
久保にある神社の塀には寄進者として妓楼の名も見られた。
訪問 2013年7月
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