熱海糸川の街並み(静岡県熱海市中央町)
熱海温泉街の赤線跡「糸川べり」(中央町界隈)を散策。
東海道線が熱海まで延伸したことで温泉街が繁盛し、それに伴い玉の井風の私娼街が形成。
昭和25年の熱海大火で焼失するも、赤線として復活。
『全国女性街ガイド』の記述によれば「七十四軒に約三百名」という規模だった。
糸川の両側に約60本もの桜並木。
早咲きとして知られ、1月上旬から咲き始める。
熱海芸妓見番
温泉街の熱海はまた芸妓の街でもある。
「その数四百三十名〈うち登録芸者は三百名〉いる妓のうちで、一流どころはやっと三十名」
(『全国女性街ガイド』より)
現在は約120名ほど在籍。
中央町付近に建つレトロ感ある大きな建物は病院だった
場所柄、検梅所だったのか。
現在タクシー会社が入る看板建築
上記タクシー会社の裏手にもいい感じの街並みが残っている
厳密には旧赤線エリアから外れるが、何かしら青っぽいのがあったのかも知れない
中央町の街並み
カフェー建築が色濃く残る一帯
奥に冒頭写真の「千笑」が見える(現在は解体され更地に)
「つたや」の屋号が残るカフェー建築
隣りにはさらに2軒カフェー建築が並んでいる
ここまでカフェー建築が残るエリアは関東近辺では希有といえる
独特の外観を持つ飲み屋長屋の一軒
パステルカラーの豆タイルで鮮やかに装飾された一軒
色街には理容室や美容室が多いが、この界隈は特に目立つ。
しかも外観がカフェー建築風なのが多い
中央町の街並み
浜町通り
浜町通り
先に見えるのが熱海銀座
浜町通り
(手前のレストランは現在更地に)
訪問 2014年2月
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