富山桜木町(富山県富山市)
富山の花街は2カ所あり、その一つが「桜木町」(通称「桜街」)である。
『全国花街めぐり』によれば「芸妓屋十七軒、芸妓四十五名、料理屋二十一軒、待合・貸席の類は認められてゐない」とあるように、純粋な芸妓本位の花街であった(もう一カ所は芸娼同居の「東新地」)。
「富山を代表する高級花街として、市内の紳士紳商の遊びは勿論、友あり都より来たる必ず誘はるゝのは此の桜木町である」
戦後は「置屋十七軒に芸者三十三名」と、戦前と変わらない規模だった(『全国女性街ガイド』)。
往時の名残りを見せる料亭旅館「奥田屋」
桜木町の街並み
現在は夜の歓楽街という形で飲食店や風俗店が並ぶ。
空地になっている場所には料亭があったのだろうか。
建物の跡が見られる
歓楽街に混じって花街の名残りを思わせる一軒家が見られる
料亭旅館
荘厳な外観の一軒
もともとは料亭だったのだろうか
上記建物を裏から見たところ
訪問 2014年7月
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