宮川町(京都府京都市東山区)

雨の宮川町


「戦前は芸妓五百、酌婦二百七十名だったのが、現在はお茶屋二百七十軒に芸妓九十、女中が三百名〈休むもの多く実働は二百六十名くらい〉」(『全国女性街ガイド』)

隣の祇園から派生した花街かと思ったら、五条新地からの派生だったらしい。

戦前から戦後にかけて芸娼両本位の花街だった。


東華菜館

大正15年築

ヴォーリズ建築事務所設計


ヴォーリズ建築にしては珍しいスペイン・バロック式


レストラン菊水

大正15年築

設計は山田守(のちに京都タワーも手掛けた)


南座

昭和4年築

向かいのレストラン菊水とともに登録有形文化財


出雲阿国像

京都は歌舞伎発祥の地

ここで阿国歌舞伎を披露したのが始まり


阿国歌舞伎発祥地の碑

角座の脇に建つ


宮川町筋に入る前に見える一軒のお茶屋



宮川町筋


三層楼


提灯は三ツ輪の文様


雨で濡れた石畳が風情を醸し出す


宮川町筋から外れた通りにもお茶屋が向かい合う


宮川町歌舞練場



宮川町の路地(ろーじ)


旧村井銀行五条支店

(中央信用金庫東五条支店)

大正13年築

”明治のたばこ王”村井吉兵衛が手がけた銀行


訪問 2017年2月

★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)