土浦桜町(茨城県土浦市)

茨城県に置かれた公認の遊郭は平潟・磯浜・取手・筑波・潮来・中田・古河の7カ所で、人口が多かった水戸や土浦、日立には置かれていなかった。

その代わりに置かれていたのが私娼街だった。

土浦の場合は「匂町」(現在の桜町二丁目界隈)がそうで、旧日本海軍霞ケ浦航空隊が近かったこともあって、カフェーや特殊飲食店が多く集まり、戦後の赤線まで続いたそうだ。

現在の「桜町」の街並みは、鹿島工業地帯や筑波学園研究都市の造営が行われた昭和40年代に出来上がったもので、今なお特殊浴場が多く集まっている。


現在の土浦の歓楽街は「きらら通り」を中心とした桜町一帯に広がっている


土浦きらら通りの街並み

風俗店が密集している箇所が見える


風俗店街に混じって料亭や小料理店が点在している

表向き「花街」だった名残りだろう


桜堤からの眺望

特殊浴場の看板が多く見える


転業旅館と思われる


赤線当時のカフェー建築がまだ残っている


細い通りにも風俗店の残骸が見られるが、赤線当時の建物を使っていたのだろう


上の部分が黒く塗りつぶされているが、「とるこ」という文字が浮かんで見える


特殊飲食店の名残りが見られる


早朝の桜町




訪問 2014年11月


★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)