高松東浜(香川県高松市城東町)

高松東浜には公許の「八重垣遊廓」が存在し、「貸座敷は目下三十四軒あつて、娼妓は百八十人」(『全国遊郭案内』)。

戦後は赤線に移行、「赤線は北の新地といって東浜一帯。五十四軒に百七十名ほど」(『全国女性街ガイド』)。

現在のような特殊浴場の街に変貌したのは昭和50年代から。


朝の琴電高松築港駅

駅のホームに接している石垣と堀はかつての高松城(現在の「玉藻公演」)


琴電片原町駅から高松港方面へ徒歩10分ほどが城東町

商業案内図を見ると半島が突き出ている形に

恐らく遊廓造成のために人工的に造られたものだろう

半島には倉庫と”クラブ”(特殊浴場)が占める


東浜恵美須神社

鳥居に「万民快楽」の文字が見えて意味深だ


東浜恵美須神社の玉垣には「新地睦会」の文字

遊郭の信仰を厚く受けていた証だ


早朝の城東町

特殊浴場の街に人っ気が全く感じられない

店舗ごとの敷地はおしなべて広い


特殊浴場街に紛れて遊郭の遺構が何軒か残っている





カフェー風の遺構もあった



対岸から東浜の街並みを望む


訪問 2015年1月


★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)