佐原・その3(千葉県香取市佐原)
商都だけに遊里も存在していただろうと想像してはいたが、小野川沿いの街並みの裏側、それも程近くとは思いもしなかった。
もっとも、遊里サイトで知られたスポットが、近年になって解体されていたのは残念だが。
『全国女性街ガイド』にも記述があり、「釣師がよく遊ぶ。それだけに地味で年増で三十名。(中略)美形更になけれども千葉県にめずらしくしっとりとした色里である」。
伊能忠敬像(大正8年建造)
佐原駅前通りを進んだところにある公園の真ん中に佇んでいた
佐原駅近くに廃墟と化していた百貨店
隣のビルにはネットが掛っていた
重伝建地区から外れた場所だが、こうした看板建築がちょくちょく見られる
佐原駅に近い市街地はお世辞にも賑わっているとは思えなかった
よくある地方都市の光景そのもの
外装はリフォームされている風だが、昭和初期に建てられたものだろう
昭和レトロな床屋さん
香取街道を中心に車の通行量が意外に多い
佐原は車社会らしく、買い物も郊外の大型店に出張っていくんだろう
東薫酒造
酒蔵は無料で見学できる
貯蔵タンクが並ぶ内部は圧巻
東薫酒造の脇に銭湯「金平湯」がある
外観はもちろんだが、中もシブい
重伝建地区から一歩外れただけで雰囲気が変わる
色街独特のしっとりとした雰囲気が漂う
2階の透かし彫りについ反応してしまう
この鑑札にどういう意味が込められているか、想像が尽きない
ブルーシートが痛々しい
この辺りに遊里の遺構があったのだが......
舗装されていない細い通りの先にも銭湯が......
柳湯
こちらも現役の様子だ
訪問 2017年4月
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