大津柴屋町(滋賀県大津市)

『全国遊郭案内』によると、大津には戦前に上柴地、下柴地、甚七町、真町と遊郭が存在していた。

浜大津駅近くのアーケード商店街の裏手に妓楼が残っていて、この辺りがかつての遊郭だったと思われる。

戦後も赤線として存続しており、店は五十九軒ほどあったという(『全国女性街ガイド』)。


アーケード街を外れた通りに歓楽街がある。

この通りを中心に遊郭が存在していた。



スクラッチタイル貼りの洋風建築が残っている



料亭風の建物が残っている。

柴屋町には花街も同居していて、芸者は二十九名だった(『全国女性街ガイド』)。


建物の下に通路が見え、「抜けられます」状態だ。


通路の先に細い路地が伸び、妓楼が残っている



釣鐘窓



「日出の家」は屋号だろうか。

料理店の鑑札が見える。



まだ生活の匂いが残っているようだ



脇の水路は結界のような役目だったのだろうか



この細い通りを抜けると先程のメインストリートへ



訪問 2017年5月

★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)