東田園(愛知県豊橋市)
豊橋駅前から路面電車に乗り20分程の競輪場前電停が最寄。
南へ歩いて5分程、住宅街の公園の一角に突如として現れるかつての旅館街が「東田園」と呼ばれた旧赤線。
戦前の公娼「吾妻遊廓」が昭和19年に廃止され、一部の業者は有楽町(のちの「有楽園」)へ移転。
遊廓跡地は戦後にバラック街となり、私娼街(青線)ができるようになると、遊郭復活の声の高まりもあって昭和27年に現在地へ移して赤線化。
昭和33年の赤線廃止後は転業旅館街を経て現在に至る。
豊橋鉄道市内線「競輪場前」電停
豊橋競輪場の開設は昭和24年で、赤線「東田園」開業とほぼ同時期
西側の通りの街並み
上写真の右側にある建物
出窓に綺麗な豆タイル装飾をして、カフェー建築の片鱗を見せる
向かいに建つ「新宝光」
こちらにもカフェー建築風の意匠が見て取れる
旧「金海」
旧「金海」
手摺に屋号の透かし彫りが残る
西側の通りの街並み
奥に見えるのが旧「金海」
東側の通りの街並み
上写真手前の建物2階部分
手摺にはかすかに「いなをか」という屋号の文字が見える
旧「此の花」
旧「新井吹」
旧「新井吹」裏側
南側の街並み
中央部は狭い通用路だったようだ
訪問 2017年9月
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