住吉の街並み(大阪市住吉区)

住吉大社

全国に約2300ある住吉神社の総本山で、摂津国一宮。

主祭神は住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)及び神功皇后で、「海の神」として信仰を受ける。

地元民から「すみよっさん」と親しまれ、初詣客の多さも特筆。

境内の奥から第一本宮、第二本宮、第三本宮及び第四本宮と並ぶ(いずれも重文)。


住吉反橋(太鼓橋)


境内から鳥居を通り越して、阪堺電気軌道の路面電車が走る光景が見える。


住吉大社の前を阪堺の路面電車が通り過ぎる。


住吉の街並み

戦前の銅板建築が見られる。

この界隈も戦災に遭っておらず、古い町並みが残る。


住吉公園南の街並み

この辺りには「住吉新地」と呼ばれる遊里が存在していた。

『全国花街めぐり』によると、「芸妓置屋十五軒。芸妓約四百名。料理茶屋約二百軒。」という規模だった。

かつては住吉公園内にも料理茶屋が並んでいた。

戦後も京都の祇園乙部と同様の、芸者と赤線が混在していた色里で、「お茶屋五十軒に女が百四十名」(『全国女性街ガイド』)。



住吉新地があったのは、住吉公園の南。

遊里の雰囲気が残る街並みが見られた(写真6枚)。


阪堺電車住吉公園電停駅舎

大正2年開業当時の外観を残すが、残念ながら駅としての営業は16年1月末に終えていた。





訪問 2016年7月

★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)