築地の街並み・その2(東京都中央区)
築地本願寺裏手にあたる築地六丁目~七丁目に戦前建築が多く残っている。
銅板建築、木造建築、看板建築とバラエティに富んでいるのだが、そのほとんどが今でも現役。
昨今のビル林立の中で、たくましく生きているかのようだ。
果たしていつまでこれらが壊されずに残っているか心配してしまいたくなるが、生活を営む人がいる限り、当分は大丈夫だろう。
今では住宅として使われているが、入口の唐破風屋根からして銭湯だったと容易に想像がつく。
それにしても、東京都内は現役の銭湯が減っているが、とりわけこうした唐破風のものは「天然記念物級」ではないか。
なお、築地を含めて中央区には10軒が現役で稼働中。
大宗旅館(大正時代竣工)
驚くなかれ、なんと現役だそうだ。
旧地番が「中央区小田原町」
「京橋区」ではなく「中央区」とあるから、戦後間もなくのものだろう。
訪問 2016年9月
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