伊東温泉の街並み(静岡県伊東市)


東京から在来線で2時間半、熱海と並ぶ東京の奥座敷「伊東温泉」にやって来た。


伊東温泉の玄関口「JR伊東駅」

伊東線ならびに伊豆急行の駅で、昭和13年開業(伊東線全通と同時)。

駅舎は開業当時のままの姿。



温泉街を流れる松川沿いの風景

柳並木の対岸に二軒の木造旅館が並ぶ。

手前から「いな葉」「東海館」。


旧旅館「いな葉」

現在はゲストハウス「ケイズハウス伊東温泉」として営業中。


松川越しに眺める「いな葉」の外観

通称「油さし」と呼ばれた望楼を持つ。


旧旅館「東海館」

創業昭和3年、平成9年営業終了

現在は伊東市の観光施設として内部公開中。


松川越しに眺める「東海館」の外観

「いな葉」と並んで望楼を持つ。


「東海館」の玄関の唐破風に旭日と鶴の彫り物が見える。


「東海館」廊下


部屋ごとに内装や意匠が異なり、凝っている。


「東海館」大広間


「東海館」望楼内部

温泉街、さらには相模湾を望む。


「東海館」から松川を渡った先には戦前看板建築が見える。

地番は「銀座元町」、その名からして目抜き通りだったのだろう。


銀座元町の街並み

戦前のものと思われるアールデコ調の看板建築が残る


銀座元町の看板建築群(上5枚)

戦災に遭わなかったのもあるのだろうが、これほどまでに残っていたとは意外だった。


シャッターを閉ざしている店舗が多く、温泉街の賑わいというには程遠い。

温泉だけでやっていくのは大変そうだ。


訪問 2016年10月


★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)