金津園(岐阜県岐阜市)
戦前は柳ケ瀬に広がっていた「金津遊郭」が戦災に遭い、戦後に業者が岐阜駅前の紡績工場跡地に移転。
『全国女性街ガイド』によれば「七十二軒、四百名」という規模だった。
赤線廃止後は、特殊浴場街に変貌。
岐阜駅前に特殊浴場街が広がっており、ホームから店舗を臨むことができる。
現在特殊浴場が50軒。
早朝の金津園。昼頃からの営業のため静寂を保っている。
特殊浴場の店舗が密集している街並みの中に赤線建築が数軒残っている。
この建物は「ふ志゛もと」の屋号だった。
屋号に合わせて「富士山」を象った桟。
現在は喫茶店として余生を過ごす遺構の一軒。
鮮やかな豆タイルが残る。
転業旅館「思い出」。左側にも同名の特殊浴場が並ぶ。
桟は「扇に月」か。
戦後の名残をとどめるバラック建ての一軒
訪問 2013年2月
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