一宮花岡園(愛知県一宮市)
名古屋から岐阜の手前、尾張一宮へ。
一宮には花岡神社を囲む形で遊里「花岡園」が存在していたという。
『全国女性街ガイド』はおろか『全国遊郭案内』でも掲載されておらず、詳細についてはわからず。
地元図書館の市史辺りで調べれば何かしら出てきそうだが。
現在の住所で「一宮市泉」、一丁目が料亭街、二丁目が赤線だったといわれる。
上記写真が花岡神社。
尾張一宮駅から東へ歩いて十分ほど。
花岡神社の狛犬(上)。台座には妓楼らしき名前も見られる(下)。
鳥居に寄進者の名が記されているが、その上の屋号は料亭あるいは妓楼の名前が見られる。
花岡神社の由緒が書かれた案内。
「花岡新遊地」の造成に際して勧請、「花岡花街の守護神」として祀られていると記されている。
花岡神社の門前には風俗店が軒を連ねている。
赤線廃止後も現役遊里として地霊を引き継いでいる。
午前中から営業している店舗が多く、写真に収めるのも難儀した。
風俗店に紛れて妓楼建築が点在している。
主が不在の妓楼建築。
住居として使われている旧妓楼。
小さいアーケードの飲み屋横丁「花岡銀座」(2枚)
洋風の妓楼建築も見られた。カフェー風とも受け取れる。
風俗店とともに飲み屋長屋も目立つ。
花岡神社(写真正面)の門前の街並み。
大通りを挟んで泉一丁目と泉二丁目に分れる。
一丁目にはいい感じの建物が。
遊里には付き物のレトロな床屋さん。
泉一丁目にも妓楼風の建物が並ぶ。
黒塀に囲まれた旧料亭「寶すし」
2階の手摺にはいい感じの透かし彫りが見られる。
これまた遊里に付き物の銭湯「花岡浴場」
転業旅館と思われる「若竹」(3枚)。
訪問 2013年2月
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