【東京都・千代田区】丸の内
皇居一般参観のついでに丸の内界隈を散策しました。
「丸の内」という名は江戸城外濠の内側だったことから付けられた。
かつては大名屋敷が並び、現在の区画はその名残り。
二重橋前交差点から行幸通りを皇居の方向に臨む。
同じく東京駅の方向に臨む。
東京駅丸の内駅舎(大正3年築 辰野金吾設計)
戦災により当初の3階建てから2階建てになる。
平成24年、竣工当時の外観に忠実に再現。
東京駅丸の内駅舎正面
東京駅丸の内駅舎正面から行幸通りを臨む。
写真左に「丸ビル」、右に「新丸ビル」。
「東京中央郵便局」(昭和8年築 設計吉田鉄郎)
解体予定だったが、平成25年、外観を残しJPタワーに。
「丸の内ビルヂング(丸ビル)」
前代の建物は大正12年竣工も、平成11年に解体。
現在の建物は平成14年に竣工した。
東京駅から見て丸ビルと対象に建つ「新丸ノ内ビルヂング(新丸ビル)」。
昭和27年竣工の旧建物は平成14年に解体、平成19年に現在の建物が竣工。
「日本工業倶楽部」(大正9年築 横河民輔ら設計)
屋上に立つ2体の像は当時の二大産業を示す抗夫(石炭)と織女(紡績)。
平成15年、低層部は外観を残した形で高層ビルに建て替え。
和田倉橋から臨む丸の内の街並み。
奥に「日本工業倶楽部」が見える。
かつて正面には、大正5年竣工の赤レンガ建築「東京銀行協会ビル」があったが、隣の「みずほコーポレート銀行(旧日本興業銀行)本店ビル」(昭和49年築 村野藤吾設計)とともに解体。
「和田倉橋」
コンクリート舗装だが。木製の欄干と擬宝珠が江戸の風情を出す。
奥に見える桝形の石垣は、元和6年構築当時のままの姿を残す。
丸の内の街並み
手前右「丸の内パークビル」(平成21年竣工)には、昭和3年竣工の「丸の内八重洲ビルヂング」(平成18年解体)の一部ファサードが保存利用されている。
三菱一号館美術館(平成21年復元)
明治27年竣工(J.コンドル設計)当時の外観を再現。
明治以降の丸の内は三菱の手によって再開発され、現在のオフィス街に。
東京国際フォーラム西交差点
左側が「東京国際フォーラム」(平成9年開館 R.ヴィニオリ設計)。
かつて東京都庁第一庁舎(昭和32年築 丹下健三設計)があった。
内堀から臨む丸の内の街並み。
丸ビルに倣って高さ百尺に揃った戦後の街並みの名残を残す。
馬場先門交差点から丸の内を臨む。
手前の「明治生命館」は昭和9年築(岡田信一郎ら設計)、重要文化財指定。
終戦後、一時期にGHQの接収を受けている。
日比谷通りの街並み
手前の「国際ビルヂング(帝国劇場)」は昭和41年築(谷口吉郎設計)。
帝国劇場は明治44年に日本初の洋式劇場として開場。
「第一生命館」(昭和13年築 松本興作・渡辺仁設計)
戦後、GHQの本部が置かれた。
平成7年に農林中金有楽町ビル(昭和8年築 渡辺仁設計)と合体させる形でファサードを残しながら高層化、DNタワー21として再生。
桜田門から祝田橋方向を臨む。
奥に第一生命館が見える。
2017年12月 訪問
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