【東京都・千代田区】日比谷公園

師走の日比谷公園にやって来ました。じっくり散策するのは初めてかも。





開園面積凡そ16万㎡。

江戸時代は大名屋敷が建ち並んでいたが、明治に入り更地化され、「日比谷ヶ原」と呼ばれました。

陸軍練兵場を経て、明治36年に開園(設計は本多静六)。



日比谷見附の石垣。

「見附」とは江戸城警護のための城門で、門の他に枡形や番所、渡櫓などが備わっていました。



心字池、日比谷見附の石垣を有効に使っています。



心字池の全景、雪国でよく見られる雪吊りがここでも。



日比谷見附の石垣上から臨む、丸の内の街並み。

明治生命館、帝国劇場などが見えます。



旧日比谷公園事務所(明治43年築 福田重義設計)。

ドイツのバンガロー風木造建築で、現在は結婚式場「フェリーチェガーデン」として利用。



公園内では様々なイベントが行われていて、この日も何やらイベントがあった。

歴史的には日露戦争の講和条約への不満が爆発した日比谷焼き討ち事件の舞台にもなっている。

あの当時と比べれば、何とも平和な光景か。



日比谷公会堂・市政會館(昭和4年築 佐藤功一設計)。

当時の東京市長、後藤新平が市政についての調査や研究を行う機関として「市政會館」を設立。



公園側に公会堂を併設、当時の東京では唯一のコンサートホールでした。



国会通り側の外観、中央に時計台を持った塔屋があります。



エントランスは水色タイルで装飾、昭和初期らしいデザイン。



旧日比谷図書館(日比谷図書文化館 昭和32年築)

"戦前風"の公会堂・市政會館に対し、こちらは三角形の平面が特徴の"戦後風"のモダン建築。



西幸門、向こうに日比谷図書文化館が見えます。



日比谷野外音楽堂(昭和58年築)。

通称「野音」、大正12年開場以来、メーデーやコンサート会場として利用。



「野音」内部を柵外から臨む、あのキャンディズ解散宣言もここでした。



公園内には様々なオブジェを所々で目にします、例えばこちらの、古代スカンジナビア記銘鐸。



石貨、ヤップ島からの寄贈か。



京橋(明治8年築造)の欄干柱、大正11年の架け替えの際にここに移築。



西洋風の街灯、と思ったら馬の水飲み場だそうです。



埴輪は宮崎県からの寄贈品。

東京五輪で宮崎県平和台公園が聖火リレーの起点だった縁で、姉妹公園として提携した記念。



2017年12月 訪問











★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)