五条楽園2017(京都府京都市下京区)

近年まで京都随一の色街だった「五条楽園」を散策、かつては「七条新地」と呼ばれていた。

前回の訪問から5年ぶりの再訪、あいにくの雨模様の中の散策だった。

前回の訪問の様子はこちらを参照。



弁慶と牛若丸の対峙でお馴染みの五条大橋

その南方に五条楽園が存在している


遊里に付き物の銭湯の存在も


豆タイル装飾のお茶屋さんの玄関

「祇園」とは異なる「花街」だったことを暗に示している


和風のお茶屋だけでなく洋風のカフェー建築も多く残っている


窓にも凝った装飾が見られる


五条楽園歌舞練場

対外的には「花街」だったので芸妓見番のようなものも存在していた


三友楼


全体がタイルで彩られたお茶屋


狭い路地にお茶屋が向かい合う一角も

「祇園」のような華やかさとは対照的に澱んだ空気を感じさせる


現役旅館「平岩」


五条楽園には現役銭湯が2つ存在する

余談ながらこの裏に見えるビルは、とある”ソッチ系”の事務所

建物前には警察が物々しい態勢で待機していた


高瀬川に面している形でカフェー建築が残る


生活感がほとんど感じられないカフェー建築も

この佇まいがずっと残っているかどうかは不透明


かつてのお茶屋をリノベーションして雑貨屋やカフェを営業している


1~2位を争う美しさを持つ遺構


お茶屋だった屋号が書かれた看板が残っている


こちらも美しい外観のカフェー建築


中まで床タイルが美しく張り巡らされている


その隣のお茶屋も大店だったに違いない


遊里を貫く形で流れる高瀬川

かつては物資運搬のための運河だった


高瀬舟の船泊場だったことを示す記念碑


訪問 2017年2月



★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)