橋本(京都府八幡市橋本)

京街道宿場町の遊里「橋本」を散策。

『全国遊郭案内』では「八幡町遊廓」として紹介、「貸座敷の組合員が七十五人居り、娼妓は四百七十一人、芸妓は三十名と云ふ大舞台に成つて居る」。

戦後も「七十五軒に二百六十二名」と推移(『全国女性街ガイド』)。

今なお旧妓楼が多く残り、住居として利用されている稀有の旧遊里である。


京阪橋本駅前の街並み


駅前の洋食店「やをりき」


駅を出てすぐ迫力のある妓楼建築に出くわす


赤線廃止から半世紀以上たって今なお妓楼建築が数多く残り、現在も住人がいる


空地に豆タイル敷きの跡が残っている


各々の妓楼建築で凝った意匠を見せている


今なお現役の転業旅館も見られる


上記旅館にモダンなステンドグラス


戦前からと思われる防火用水には「栄楼」という屋号が見られる


遊里に付き物の銭湯


銭湯の内部をご厚意で見せていただいた


古い道しるべが残っている




訪問 2012年4月


★KENTAの写真倉庫★

東京近郊を中心に、たまに遠方に出かけたりして、下手糞な街並み写真をデジカメで撮っています。 人様にお見せするというよりは、自分の思い出のアルバムという形になっています。 (タイトル写真・内子=愛媛県)